【宇多須神社・十月亭@石川県金沢市】プランナーと作る北陸カップルのオリジナルウエディング

shacoTEXT by shaco

2019.06.07

ウエディング

一生に一度の結婚式。せっかくなら、自分たちらしくって、自由で、二人が本当にやりたい結婚式を叶えたい。

そんな想いがつまった、世界にひとつだけの「オリジナルな結婚式」を、プランナーと1から一緒に作り上げた北陸カップルをご紹介。

今回は、石川県金沢市にある「宇多須神社」「十月亭」で結婚式を叶えた、石川カップルの感動の時間をピックアップします!

 

歴史ある街で日本の心に触れる一日。椿いろどる和ウエディング

福島 洋樹さん & 育代さんの結婚式

Location_宇多須神社、十月亭(石川県金沢市)

Guests_14名 Date_3.5

 

富山に住む二人が選んだ結婚式の舞台は、和の情緒たっぷりの金沢!

富山で暮らす洋樹さんと育代さんが結婚式に選んだのは、金沢五社のひとつである宇多須神社と、ひがし茶屋街に軒を連ねる老舗料亭「十月亭」だ。「挙式も食事会も、もちろん衣裳もとことん和にこだわりたい」と、歴史的情緒あふれるこの地をセレクト。石川の風習である花嫁のれんの前で、記念撮影を楽しんだ。

 

高貴な白無垢姿に角隠し。お支度をした後は、二人でひがし茶屋街をぶらり

おしゃべりしながら、ひがし茶屋街を歩いた二人。洋樹さんの普段通りの様子に、育代さんもリラックスできたそう。選んだ白無垢は、日本の花嫁衣裳の起源になったと言われる「幸菱(さいわいびし)文様」。挙式は、お母さんたっての希望である角隠しをつけ、伝統的な日本の花嫁スタイルでのぞんだ。

 

「宇多須神社」での挙式。厳かな雰囲気の中で感じた儀式の尊さと父の愛

宮司さんが事前に意味を教えてくれた、三三九度や玉串奉奠(ほうてん)。その儀式一つひとつを丁寧に、想いを込めて行った。結婚指輪は「親が子に贈る」という家系の風習にならい、育代さんのお父さんが手作りしたもの。「父が作ってくれたものを、神様とゲストに、きちんとお披露目したかったんです」と育代さん。

 

緊張の挙式の後は、弟さんの差掛け傘で花嫁行列。婚家に見立てた「十月亭」へ

育代さんの弟さんが傘を持ち、親族や友人たちと花嫁行列で歩んだ。料亭「十月亭」を婚家に見立て、玄関先でお水合わせをし、花嫁のれんをくぐった。その昔の嫁入り道具だった加賀刺しゅう手まりと輪島塗の重箱には加賀袱紗(ふくさ)を掛け、さらに織の重掛けで整えるという金沢ならではの婚礼文化が再現された。

 

鏡開きで食事会がスタート!ゲストとの距離を感じないアットホームな空間に

貸切の料亭では、二人を囲むようにゲストが座り、全員の表情がわかる距離感で会話も弾んだ。また、結婚式のテーマである椿の花「西王母(せいおうぼ)」に合わせ、鏡開き用のこも樽も加賀水引を使ったオリジナル!「祖母が椿が好きって話をしたら、『金澤syugen』さんがステキにコーディネートしてくれました」と育代さん。

 

 

二人から直接ゲストにお酌を。おばあちゃんの歌声には、ゲストみんなが思わず涙…

お色直しをした二人はカウンターに入って、ゲストにお酒を注いで回った。歓談の途中で、育代さんのおばあちゃんが謡曲を披露。緊張しながらも一生懸命歌う姿に、ゲストの目には涙があふれた。「私の家では、祖母が嫁入りする孫に書を贈る風習があって。この日のために直筆してくれたのも、すごくうれしかったです」。

 

 

遠くに住む両親へ感謝を込めて。当日の婚礼衣裳を纏った「金澤祝言こぼし」をプレゼント!

ゲストとのおしゃべりをたっぷり楽しんだところで、紋付袴と黒引き振袖、それぞれのこぼしを両親へ贈った。「大人になってからは、家族が集まることってなくて。この場で感謝を伝えられてよかったです」。昔はケンカばかりだったという弟さんも、育代さんの結婚を喜んでくれ、改めて家族のあたたかさを実感したそう。

 

結婚式でしか食べられない見た目にも美しい料理の数々は、金沢ならではの「おもてなし」

県外出身の二人の結婚式には、初めて金沢を訪れる人がほとんど。「北陸の美味しいお料理をみんなに味わってもらいたい」という気持ちも、「十月亭」を選んだ理由の一つだった。武家文化の町ならではの伝統の婚礼料理は、器にも趣があり美しい逸品ばかり。お酒もすすみ、ゲストの普段通りのいい表情が見られたそう。

 

カタチだけじゃない伝統的な和の結婚式を

「挙式も披露宴も衣裳も、ぜんぶ和にしたい」。これは結婚が決まった時から、育代さんが心に秘めていた思いです。しかし、どの式場も、披露宴会場は洋風ばかり。諦めかけていた時に出会ったのが、「二人の新居に招かれたようなおもてなし」をコンセプトに、和のウエディングプロデュースを行う「金澤syugen」でした。

 おばあちゃんの好きな花が椿だと話した育代さん。すると、プロデューサーの淳子さんから、椿をテーマにした結婚式を提案されたのです。そして、淳子さんと準備を進めるうちに、「着物の紋様に込められた意味や金沢の和の文化、自分たちが行う儀式一つひとつ。それを知って初めて、結婚式が二人にとって意味のあるものになるんだろうな」と、カタチだけではない、本当の和婚の魅力に気づいていきます。

 迎えた当日、宇多須神社と十月亭を舞台に、和で溢れる一日を過ごした二人とゲストたち。今まで打ち合わせを重ねてきた淳子さんが進行を務め、金沢の婚礼文化や歴史について話をする場面もあったそう。「アットホームな雰囲気の中、和食を食べながら飲んで喋って。神様にも家族にも、きちんと報告ができました」。こうして、歴史的文化のある金沢で、伝統的な和の結婚式が叶ったのでした。

 あれから一年半。今年も、結婚式と同じ日に神社で手を合わせ、「美味しいね」と十月亭の料理を味わった二人。「こんな風に毎年挨拶にいけるって、ステキなことだと思うんです。来年も再来年も、ずっと続けていきたいな」と微笑んでくれました

 

 

■produced by

株式会社金澤syugen

淳子さん

「ひがし茶屋街の歴史ある町屋で、時空を超えた叙情的な祝言」

花嫁様が加賀藩前田家の下屋敷があった地のご出身で、幼い頃から金沢との深い縁を感じていたことを聞き、前田家に伝わる茶席の名花「西王母」をテーマに加賀の文化とお二人らしさを織り込み創作しました。美装プロデュースでは花嫁様の大人の女性の可愛らしさを表現しました。

 

【問い合わせ】

住所:石川県金沢市泉野出町2-22-6 サンルックスビル2F

電話:076-214-4555 

http://www.kanazawa-syugen.jp/

 

Place_(挙式)宇多須神社、(食事会)十月亭

Assistant producer_山上睦代

Hairmake_塚田末子・室ひろみ

Photographer_大桑史 

Flower_花のアトリエ こすもす

Costume_ブライダルみつ和

Cooking  produce_日本料理銭屋 髙木慎一朗

 

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